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建設現場の熱中症対策|WBGT測定と記録の実務的な手順

サクッとツール編集部
熱中症対策WBGT値現場記録建設業労務管理

WBGT値とは何か、現場で判断すべき数字

WBGT(湿球黒球温度)は、気温だけでなく湿度・日射まで加味した「体感温度」です。環境省が示す基準では、WBGT 28℃以上で運動時間を制限、31℃以上で運動は原則中止とされます。室温計の気温35℃でも、湿度が低く風がある屋外ならWBGT値は低いこともあります。逆に気温28℃でも高湿度なら危険ゾーンに入ります。

一般的な温度計では測れず、WBGT専用計(3,000〜15,000円程度)が必要です。購入が難しければ、環境省の「暑さ指数メール配信サービス」で地域別に毎日配信されるWBGT値を参考にする手も有効です。

現場で毎日測定・記録する手順

測定のタイミング:朝礼時(7時前後)、午前10時頃、昼12時、午後14時、15時の計5回が目安です。特に10時と14時の2回だけでも記録があると、熱中症リスクの高い時間帯が可視化されます。

記録に含める項目:

Excel や業務記録簿への記入で構いませんが、データが散らばらないよう専用の熱中症対策記録フォームを1枚作成し、全現場で統一することをお勧めします。これにより、後から「〇月〇日の対応は適切だったか」を振り返られます。

法的根拠と労基署への説明対応

労働安全衛生規則では、WBGT値に基づく作業管理が義務付けられています。最悪の場合、熱中症による労災が発生すると、監督官庁の調査時に「WBGT値を測っていたか」「対応記録は残っているか」が確認されます。記録がないと過失が大きくなります。最終的には労働基準監督署に相談する形で確認するのが望ましいです。

特に建設業・製造業は重大災害の報告対象となりやすいため、月1回は記録を見返し、対策が十分か検証する習慣をつけましょう。

実務的な対策セットを現場に用意する

WBGT値が高い日は、計測だけでは足りません。塩分補給(スポーツドリンク・塩飴)、日よけの追加設営、給水タイムの15分ごと実施、作業時間の短縮など、数字に応じた対策を用意しておく必要があります。WBGT 28〜31℃なら「午後の作業は軽めに」、31℃超えなら「屋内作業に切り替え」という判断基準も事前に決めておくと、その日の判断が早くなります。

記録と対策をセットで運用していれば、労務管理としての説得力も高まり、実際の熱中症発生を大幅に減らせます。

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毎日のWBGT測定と対策記録を効率化するなら、ブラウザだけで作成・保存できる専用ツールも活用できます。例えば「サクッとツール」(https://sakuttotool.jp/platform/tool-necchusho.html)では、入力データが外部に送信されず、現場用フォーマットをそのまま活用できる工夫が施されています。

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