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顧客情報と銀行口座を守る、中小企業向け強いパスワードの作り方
なぜ弱いパスワードは即座に危険なのか
顧客名簿や請求書データ、銀行口座——小規模事業者の手元には、失われたら事業が止まる情報がたくさんあります。これらを守る最初の砦がパスワードです。「123456」や「password」といった単純な文字列は、自動ツールで数秒で解析されます。また、複数のサービスで同じパスワードを使い回すと、ひとつが漏洩した時点で全てが危機に晒されます。
強いパスワードの具体的な条件
強いパスワードには4つの要素が必須です。大文字・小文字・数字・記号(!@#$%など)を混在させ、最低12文字以上にします。たとえば「Kj8@mP2qRx!v」のような形です。
業務用パスワードの実践的な作り方は、① 個人的な情報(誕生日や住所)を避ける、② 辞書に載る単語をそのまま使わない、③ キーボードの左から右へ順に押す「qwerty」といった単純パターンを避ける、の3点です。手作業で作るなら、頭の中で覚えやすい文章を決めて、その頭文字と数字・記号を組み合わせる方法が有効です(「私の事務所は2015年に設立、スタッフ3人」→「WBis2015st3!」など)。
サービスごと・重要度ごとにパスワードを使い分ける
銀行口座やクラウド会計ソフト、メールアカウントなど、失われたら大ごとになるサービスには必ず異なるパスワードを設定します。一方、利用頻度が低いサービスは、同じパスワードでも構いません。
重要度の判定基準は「失ったら事業が動かなくなるか」「顧客情報を含むか」の2点です。判定結果を表にして、事務所に貼り出しておくと、スタッフとの運用がぶれません。
複数のパスワードを安全に管理する方法
異なるパスワードを複数運用すると、覚え切れません。解決策はパスワード管理ツールの導入です。1つの親パスワード(金庫の鍵)で、複数の子パスワードを暗号化して保管します。代表的なツールは「1Password」「LastPass」「Bitwarden」など。月500〜1500円程度が相場です。
スタッフ複数名の場合、親パスワードだけは紙に手書きして金庫に鍵をかけ、定期的に変更する運用が現実的です。また、重要なアカウントは「2段階認証」(パスワード入力後、スマホにSMSで届くコードも入力する仕組み)を有効にしておくと、パスワードが漏れてもアカウントは守られます。
チェックリスト:今すぐやることリスト
- □ 12文字以上で、大文字・小文字・数字・記号を混在させたパスワードを作る
- □ 銀行口座とメールアドレスのパスワードを変更する
- □ 複数のサービスで同じパスワードを使っていないか確認する
- □ 重要なアカウントに2段階認証を設定する
- □ パスワード管理ツール導入を検討する
ブラウザだけでパスワードを生成・確認できる「サクッとツール」(https://sakuttotool.jp/platform/tool-password.html)のような無料ツールもあり、気軽に試用できます。セキュリティは一度整えると、後は手間がかかりません。
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