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検収で請求額が確定する、納品から請求までの書類と流れ
検収とは──納品完了の確認作業
検収(けんしゅう)とは、発注者が納品物・完成工事を検査し、契約通りに仕上がっているかを確認する手続きです。建設業や製造業では特に重要で、この検収が完了してはじめて請求額が確定します。単に「納品したから請求する」ではなく、相手が「これで良し」と認めるまでが一連の流れになっています。
検収がなければ、後から「品質が違う」「仕様が違う」といったトラブルになりやすく、報酬の支払いまで揉める原因になります。だからこそ、納品→検収→請求という順序を書類で明確にしておくことが大切です。
納品から請求までに必要な書類
納品書 納品時に発注者に渡す書類です。品名・数量・単価・金額を記載し、「いつ・何を・いくつ納めたか」の証拠になります。納期・納品場所・納品日も必ず記入してください。
検収報告書または検収書 検収が完了したことを示す書類です。発注者(または施工者)が検査を行い、問題がないことを確認した時点で署名・捺印をもらいます。建設業では「工事検査報告書」と呼ぶ場合もあります。
請求書 検収書を受け取った後に発行します。ここで初めて請求額が確定し、振込期日や振込先を記載します。検収完了日を基準に、契約で定めた期間(例:翌月末まで)に請求するのが一般的です。
実務上の流れ──タイムラインで把握
Step 1: 納品(納品書を手渡す) 工事完了・製品納入時に、納品書を3部印刷し、発注者に2部、自分で1部保管します。この時点では請求しません。
Step 2: 検収期間(3日~2週間が目安) 発注者が現場で品質チェック・工事検査を行います。この間、質問や修正指示が来ることもあります。修正が必要なら対応を進め、検収の合格ラインを目指します。
Step 3: 検収完了(検収書取得) 問題がなければ、発注者から検収書・工事検査報告書の署名済み原本をもらいます。これが請求のゴーサイン信号です。
Step 4: 請求書発行(5~30日後) 検収完了から、契約で定めた日数以内に請求書を発行します。請求日・検収日・金額をすべて記載し、商流を明確にします。
よくある落とし穴と対策
合意なしに請求書を先行発行する 納品直後に請求書を出すと、検収で問題が見つかった場合に修正や金額調整が複雑になります。必ず検収書をもらってから請求書を出してください。
検収書をもらわずに請求する 相手が「まだ確認していない」と言い張ると、請求額の支払いが遅れたり減額されたりする危険があります。検収完了を書類で確認するまで請求をペンディングにしましょう。
納品書と請求書の金額が異なっている 入力ミスで納品時の見積金額と請求金額がズレると、相手が戸惑い、振込の遅れや確認作業が増えます。納品→検収→請求の各段階で金額チェックを必ず行ってください。
契約書に「検収と請求の時間差」を書いておく
新規取引先との場合、契約書に「納品日から検収完了までの期間は発注者が○日以内に終わらせる」「検収完了から○日以内に請求書を発行する」と明記しておくと、後々の支払い遅延トラブルを防げます。個人事業主や小規模業者は特に、口頭約束ではなく紙に残すことが生命線です。
ブラウザだけで納品書・検収報告書・請求書をまとめて管理できるツール(サクッとツールの検収報告書作成機能など)を使えば、日付や金額の誤りも減らしやすくなります。
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