出面:○=1.0人工/半=0.5人工/✕=0(空欄=未入力)。現場欄は複数現場のときに。
出面表(でづらひょう)は、現場に出た日とその人工(にんく)数を1か月分まとめて記録し、常用請求のもとにする書類です。一人親方や職人が元請へ「今月は何人工だったか」を示し、単価を掛けて請求金額を出すために使います。ここでは出面表の書き方・人工の数え方・常用請求の流れを実務目線で整理します。上のツールは対象年月を選ぶだけで当月のカレンダー行を自動生成し、出面合計×常用単価で請求額を概算します(入力データは送信されません)。
出面とは、職人がその現場に「出た(出勤した)」実績のことです。1日フルで働けば1.0人工、半日なら0.5人工(半人工)と数えます。人工は建設・工事現場で使う労働量の単位で、「1人が1日働いた量=1人工」を意味します。常用(手間請け)で働く場合、この人工数の合計に常用単価を掛けたものが、その月の請求金額の基本になります。まずは「出面をきちんと数えて記録する」ことが、常用請求の第一歩です。
常用(手間請け)は、仕事の出来高ではなく「働いた日数(人工)」に応じて代金を受け取る働き方です。一人親方が常用で入る場合、日々の出面を1か月分ためて、月末にまとめて集計します。基本の計算式はシンプルで、次のように積み上げます。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 出面合計(人工) | 21.5 人工 |
| 常用単価 | 18,000 円/人工 |
| 常用分の小計 | 387,000 円 |
| 残業(別単価の場合) | + 実費加算 |
半人工(0.5)の扱い、残業の時間単価、移動時間・手元(応援)の数え方は現場や元請によって異なります。金額トラブルを避けるため、単価と端数処理のルールは作業前に元請と取り決めておくのが安全です。
人工の計算は「その月に出た人工数の合計 × 常用単価」が基本です。たとえば常用単価18,000円で20人工なら36万円、半人工が2日あればさらに+18,000円…というように積み上げていきます。単価は職種・経験・地域・現場の忙しさによって変わるため、常用単価をいくらで受けているかを月ごとに記録しておくと、単価交渉や確定申告の売上把握にも役立ちます。残業を時間いくらの別単価で受ける場合は、人工分と残業分を分けて計算するとわかりやすく、元請への説明もスムーズになります。
常用の請求は、一般的に次の流れで進みます。①1か月分の出面表を作成して人工数を確定する →②元請に出面(人工数)の突き合わせ・確認を依頼する →③確定した人工数×単価で請求書を発行する。出面表そのものは請求書ではなく「稼働の控え・根拠資料」です。金額の食い違いを防ぐため、出面表を元請と共有して人工数をすり合わせてから、正式な請求書を発行しましょう。請求書の作成は請求書ツールをご利用ください。
※ 本ページの記載および請求金額の計算は一般的な概算・参考情報であり、法的助言や税務助言ではありません。常用単価・残業や端数の扱い・請求条件は元請との取り決めや契約内容によって異なります。実際の請求にあたっては契約内容をご確認のうえ、必要に応じて専門家にご相談ください。