リフォームや修繕、新築などの工事が完了したときは、「工事完了報告書」「引渡確認書」「(簡易)保証書」の3点をセットで整えておくと、施主(お客様)との認識のずれや、引渡し後のトラブルを防ぎやすくなります。ここでは、それぞれの書類の役割・記載項目・作成時の実務ポイントを、職人・工務店の実務の観点で整理します。上のツールは3書類を1つの入力からまとめて作成でき、そのままPDFで発行できます(入力データは送信されません)。
工事完了報告書は、施工者が施主・元請に対して「請け負った工事が完了したこと」を報告する書類です。引渡確認書は、工事の目的物と鍵・保証書・取扱説明書などの引渡物を、施主が確かに受け取ったことを双方で確認する書類です。簡易保証書は、施工者が一定の範囲・期間について不具合の補修等を約束する書類です。役割がそれぞれ異なるため、完工のタイミングでまとめてそろえておくと、後日の「言った・言わない」を避けやすくなります。
「工事完了報告書 書き方」で押さえておきたい基本項目は次のとおりです。空欄のまま印刷し、現場で手書き記入する運用にも対応できます。
「引渡確認書 テンプレート」を用意しておく最大の目的は、引渡しの事実と引渡物の範囲を、書面で相互に確認しておくことにあります。引渡日・引渡物のチェックリスト(鍵、設備機器のメーカー保証書、取扱説明書 等)・双方の署名押印欄を設けておくと、引渡し後に「受け取っていない」「聞いていない」といった行き違いを避けやすくなります。数量や本数など、後で確認しやすい情報は備考欄に具体的に残しておくと安心です。
簡易保証書は、施工者が一定の範囲・期間について不具合の補修等を約束する書類ですが、保証の範囲・期間・免責の内容は、工事の種類や当事者間の合意、各社の約款、関連法令(住宅の品質確保の促進等に関する法律 等)によって異なります。「〇年が正しい」といった一律の基準があるわけではないため、本ツールは保証期間を自動で提案しません。範囲・期間は必ず当事者間で取り決め、必要に応じて専門家に確認してください。
免責事項は、天災地変等の不可抗力、経年変化・自然の摩耗劣化、第三者による改変・修補、通常と異なる使用に起因する不具合などが、一般に保証の対象外とされることの多い項目です。ただし具体的な免責の範囲は契約・約款によって異なるため、書面に記載する内容は必ず確認してください。
※ 本ページおよび3書類はいずれも参考様式であり、法的助言ではありません。保証の範囲・期間・免責事項や必要な記載事項は、当事者間の合意・契約内容・各社の約款・最新法令(住宅の品質確保の促進等に関する法律 等)によって異なります。重要な取引では、契約書とあわせて弁護士・建築士等の専門家にご確認ください。