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工事完了報告書の書き方と引き渡し時チェックリスト

サクッとツール編集部
完了報告書工事引渡し建設実務職人請求書

完了報告書は「工事が終わりました」の公式証拠

工事が終わったら、発注者(お客さん)に「完了報告書」を提出します。これは単なる連絡ではなく、工事が契約通りに完了した証拠になる重要な書類です。後で「あのとき何を直したのか」「いつ引き渡したのか」をめぐるトラブルを防ぐために欠かせません。報告書がないと、代金請求の根拠も曖昧になり、入金が遅れるリスクも高まります。

完了報告書に必ず入れる5つの項目

①工事名と期間 契約書に記載されている工事名、開始日、完了日を正確に書きます。「令和6年1月15日~令和6年2月28日」という具合に、日付は西暦で統一すると誤解がありません。

②施工内容と変更点 当初の契約内容と、途中で追加・減額した部分を明記します。「浴室タイル張替え、天井塗装、及び追加で廊下壁紙張替え」という風に、何をしたのかを具体的に。変更があれば「変更契約による〇〇円の追加工事を含む」と付け加えます。

③施工箇所と数量 「1階浴室、2階トイレ」「延べ床面積50㎡」など、どこをどれだけやったのかを数値で示します。

④引き渡し日と立会人 実際に現場を引き渡した日付と、その時点での立会人の名前を記載します。発注者の担当者や現場監理者の署名をもらえば、後の証拠力が格段に上がります。

⑤保証内容と連絡先 「引き渡し日から1年間、施工箇所の瑕疵(かし)について補修対応」など、保証の範囲と期間を明記。緊急時の連絡先(携帯番号など)も忘れずに。

引き渡し時の実務的なチェック流れ

引き渡しの前日までに、現場の掃除と簡単な確認を終わらせておきます。当日は発注者と一緒に現場を回り、以下の流れで進めます。

施工内容の確認 「外壁塗装は色が均等か」「建付けは正常か」など、契約した項目をひと通り見てもらいます。スマートフォンで写真を撮ってもらうのもいいでしょう。

破損や傷の確認 意外な傷や破損が見つかることはよくあります。それが工事に関連するものか、既存の傷か、現場に来る前からあったものか、その場で口頭でも構わないので確認を取ります。

書類の受け渡し 完了報告書、保証書、取扱説明書(設備がある場合)、アフターサービスの案内などをセットで渡します。

署名と日付の確認 完了報告書に発注者の署名・捺印をもらい、日付を記載します。この時点で1部はコピーして、自分の控えにしておくこと。後のトラブル防止に役立ちます。

記入時の注意点:修正液や二重線は避ける

完了報告書は公式な記録なので、修正液や訂正テープは使わないのが原則です。書き間違えたら新しい用紙から書き直します。どうしても訂正が必要な場合は、二重線を引いて訂正部分に署名・日付を入れることで対応できます(ただし最小限に)。

印鑑は会社印か個人の認め印を使い、押す位置は書類の下部や署名欄に統一します。

案件によっては検査に合格してから提出

大型工事や公共工事の場合、発注者の検査を経た後に完了報告書を提出することがあります。その場合は「検査済」や「合格確認済み」の記載を加えると、より信頼性が高まります。契約書に「引き渡し前に検査を実施する」と書かれていないか、念のため確認しておきましょう。

完了報告書は単なる形式ではなく、あなたの仕事の終わりと発注者への信頼を証明する書類です。丁寧に作成し、きちんと保管することで、後々のトラブルや代金回収のトラブルをぐっと減らせます。

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